CAは恋と旅がお好き

現役客室乗務員の恋愛事情と旅の記録をお話しします。

CAが綴る、旅先で見た風景。vol.3 シングリッシュに要注意

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シンガポール旅行にて

ランチで”チリクラブ”を食べた。

 

3チリクラブとは、

丸ごと茹でたカニピリ辛のチリソースがかかっている、

シンガポールのローカルフードである。

金額は時価だそう。

店員さんに今日の金額を尋ねると、

「sixteen」とのことなので、

彼氏と1匹づつ、合わせて2匹分頼んだ。

 

エビチリのカニ版といった味。

日本のように食べやすくカットされているわけではなく、

カニ1匹がボーンとお皿に乗っているので、

少し食べづらかったな。

 

でも手で食べる感じも、暑いのにテラス席な感じも悪くなかった。

 

ここまではガイドブック通り、想定内。

 

店員さんにお会計を頼み、持ってきてくれたレシートを確認すると

「???」

2万円近くするではないか。

どう考えてもおかしい。

16ドルのカニ2匹と、ドリンクしか頼んでない。

サービス料を考えても

いや待てよ、、、

カニが60ドルだとすると計算が合う。

 

あの回答は「sixteen」じゃなくて「sixty」だった。

 

サービスも席の感じも全く高級感がなかったので

その先入観から16ドルが妥当だと思い込み、そう聞こえたのかもしれない。

いや違う、確かに「teen」って聞こえたもん。

完全にシングリッシュにやられた。

 

ちなみに、シングリッシュとはシンガポールと英語を合わせた造語でる。

英語だが、中国語の影響を受けている為、訛があって聞き取りづらい。

 

カニって日本で食べても高いし、ましてやここは物価の高いシンガポール

16ドルで食べられるわけないか。

でも60ドルは高すぎるのでは?

 

もし私が1匹60ドルするカニの店主なら、

テラス席じゃなくて豪華な店内にするし、

ドリンクだってもっとちゃんとしたコップを使う。

氷も透明でツルツルの、不純物ゼロのもの使う。

 

チリクラブが悪いのではない。

60ドル払うならこんなものがいいといった価値観が

チリクラブとは相違していたのだ。

 

注文時に正確な値段を知っていたら、ケチって1匹を半分こしていただろう。

本意ではないが、贅沢な経験となった。

悔しさ半分、笑い半分の思い出。

 

でもシングリッシュには要注意だ。