CAは恋と旅がお好き

現役客室乗務員の恋愛事情と旅の記録をお話しします。

CAが綴る、旅先で見た風景。vol.4 シンガポールで泡風呂

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人生で初めて彼氏と海外旅行へ行った。

行き先はシンガポール

 

  

せっかくのカップル旅行だから、ホテルは奮発した。

マリーナベイの立派なホテル。

でもマリーナベイサンズではない。

めちゃめちゃ背伸びして手配した私たちのホテルより、

あのインフィニティプールは2万くらい高かった。

「社会人になったらまた行こう」と旅行へ行く前から次の約束をし交わし、

今回は違うホテルにした。

ただでさえ、あの地区のホテルは高い。

そもそもシンガポールの物価が高いのだから、ご飯やお土産用にもお金を残さなきゃ。

 

シンガポールの思い出はホテルが中心にある。

今まで泊まったどのホテルよりゴージャスだったことを鮮明に覚えている。

 

朝食にはたくさんのチーズが用意されていた。

チーズ好きにはたまらない光景。

過剰摂取でアナフィラキシーを起こすのではないかと心配になるくらい、

チーズを堪能した。

 

他にも世界各国の朝食やフルーツが用意されていた。

シンガポール旅行を経て

私はホテル朝食が大好きになり、

どこへ行ってもオプションで必ずつけるようになった。

 

日中、モールを散策していると

”Bath and Body Woeks”というギンガムチェックがモチーフの可愛らしいショップを見つけた。

Bath and Body Woeksは日本未上陸のアメリカのブランドで、

バス用品、ボディケア用品、ハンドケア用品、アロマグッズをなどを扱っている。

当時はブランドの存在すら知らなかったが、一瞬で虜になった。

(今では仕事でアメリカに行った際は必ず立ち寄っている)

 

そしてバブルバスに出会ってしまった。

 

実は子供の頃、ずっと泡風呂に憧れていた。

でも実家では1度も泡風呂をさせてもらえなかった。

 

夢にまで見た泡風呂。

その夢は、忘れた頃に実現できることとなった。

しかもシンガポールでのラグジュアリーなホテルで。

 

日本の浴槽とは違う。

おしゃれな映画に出てくる、猫足バスタブだ。

 

早速バブルバス用の液体を入れて、お湯をためる。

せっかくだからたくさん入れちゃおう。

さすがBath and Body Woeksだ。

フローラルのいい香りがバスルーム全体に広がる。

 

モクモクモクモク。

少し目を離した隙に、

とんでもない量の泡が完成していた。

 

『人生初泡風呂 with 彼氏』『憧れの泡風呂 in シンガポール』といった感じ。

 

泡風呂は理想通り楽しくて、大好きになった。

毎日のバスタイムがこれだったらな〜、お風呂を後回しにしないし、面倒くさがらずに率先して入る。

でも自宅でやるつもりはない。

なぜなら、残った泡の始末が大変すぎたからだ。

お湯をかけても泡は消えるどころか、新しい泡を生むのだった。

泡風呂を拒否していた両親の気持ちがわかる。

 

いつか私に子供が生まれたら、その子はきっと泡風呂をやりたがるだろう。

その時はシンガポールに行こう。

 

今度こそ、マリーナベイサンズで。

 

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